能登半島大地震で被災:2024年1~2月の記録

記事内に広告が含まれる場合があります。

2024年1月1日16時10分頃、石川県能登地方を震源とするマグニチュード7.6の『能登半島大地震』が発生。実家の住宅が大きな被害を受けてしまいました。

いつもなら地震の後にLineをしたら、しばらくしてから返事が返ってきましたが、今回は1時間たっても返事が来ない・・・。SNSなどを見て大変なことになっていることが分かりました。とても心配でしたが、2時間以上経ってから返事が来てひとまず安心。津波がくるかもしれないので、貴重品を持ってすぐに避難所に行くように指示しました。

10年前に耐震補強をしたので家の外観はそこそこきれいな状態でしたが、家にとって重要な基礎の部分が大きなひび割れができて破損。地盤が沈下したので部分的に柱が傾き、一部のアルミサッシが開かなくなりました。水道は使えませんし、排水などもできません。トイレは施設やお店などに行ってするしかない状況でした。トイレが自由に使えないのはかなり不便で苦痛です。

液状化で地面が20~30cmくらい移動したので、境界線のコンクリートブロックが10cm以上も離れました。

花壇や駐車スペースの土間コンなども、大きく破損しひび割れがあります。

水道管や下水管が破損したので生活できない状態でしたが、水道管は修理してもらったので水はなんとか出るようになりました。問題なのは下水管の方で、これが使えないと排水ができません。なんとかできないか見てもらいましたが、残念ながら基礎を修理しないと直せないと言われました。

「地盤沈下などによって傾いた建物を、基礎ごと水平に戻すための工事」は、ネットで調べると少なくとも数百万円くらいかかるようです。

市役所が実施している「住まいの再建相談会」に行き、専門家に家の状況を見てもらいましたが、「沈下修正工事」を行ったとしても、基礎が破損しているので直せない、と言われました。

とにかく排水を何とかしたいと思い、いろいろ話していると「レンタルのトイレ」を提案されました。幸い、市の道路側に近い下水管の1つが使えたので、「水洗式のトイレ」を借りることにしました。初回の費用(レンタルの基本料金や設置の工事、手数料など)は、合計で8万円くらいでした。かなり痛い出費ですが、生活していくためには仕方がない・・・。

洗面所や台所の排水は、桶のようなものに水をためて、近くの排水溝に捨てに行くしかありませんが、水道は使えるので、トイレさえあれば何とか生活することができます。

タイトルとURLをコピーしました