新築・購入時に必ず発生する「登記費用」の実体験レポートです。所有権登記と抵当権設定、それぞれにどのような費用がかかったのかをまとめました。
新築住宅を建てた際に必要となる登記は、主に次の3つです。
1️⃣ 表題登記(建物が完成したときに行う登記)
2️⃣ 所有権保存登記(建物の名義を登記簿に登録)
3️⃣ 抵当権設定登記(住宅ローンを利用する場合の担保設定)
今回は、これら3つすべてを依頼した際の実際の費用を紹介します。
目次
表題登記費用
引渡し時に住宅会社(営業の方)から紹介された司法書士に依頼したときにかかった費用は下記の通りです。
- 表題登記費用 90,000円(税込)
- 住宅用家屋証明取得費用・書類郵送費用 3,500円(税込)
- 小計:93,500円(税込)
表題登記とは、建物が完成したことを法務局に届け出て、登記簿に「この建物が存在する」ことを登録する手続きです。所有権登記の前提となるため、まず最初に行う必要があります。
所有権保存・抵当権設定の費用
金融機関指定(住宅金融支援機)の司法書士に依頼したときにかかった費用。はずは報酬額から。
報酬額(税抜)
- 所有権保存 22,000円
- 所有権登記名義人表示変更 7,000円
- 抵当権設定(1100万円)49,000円
- 登記事項証明書オンライン(窓口交付)1,500円
- 登記情報(全部事項)2,424円
- 報酬額の小計 81,924円
登録免許税又は印紙税等
- 所有権保存 9,800円
- 所有権登記名義人表示変更 1,000円
- 抵当権設定(1100万円)0円
- 登記事項証明書オンライン(窓口交付)1,960円
- 登記情報(全部事項)1,324円
- 登録免許税又は印紙税等の小計 14,084円
「罹災証明」があり、所有権保存と抵当権設定を同日に行った場合、登録免許税が免税されます。
その他費用
- 立替金証明書 1,300円
- 立替金通信費等 5,500円
- その他費用の小計:6,800円
所有権保存・抵当権設定の費用(合計金額)
- 報酬額の小計 81,924円
- 登録免許税又は印紙税等の小計 14,084円
- その他費用の小計:6,800円
※①+②+③の合計 ④102,808円
※消費税(10%対象)①x10% ⑤8,192円
★請求額 ④+⑤ 111,000円
まとめ:新築住宅の登記にかかった費用
所有権保存・抵当権設定でかかった費用は111,000円(税込)で、表題登記費用の93,500円(税込)を含めると、新築住宅の登記にかかった総額は204,500円(税込)でした。
すべてを専門家に依頼したため費用はかかりましたが、書類の不備や差し戻しがなく、スムーズに完了しました。

