周囲の家は明らかに柱が傾き、見た目でも被害が大きそうに見えるので「応急危険度判定」の紙が貼ってありましたが、自分の家は基礎が大きく破損しているにもかかわらず住む部分は大きな被害がなさそうに見えるので、市役所は家の状態を見てくれませんでした
家族はどうしてよいのかわからないようだったので、被害状況の資料を作成し市役所に持っていき、ほったらかしのような対応について抗議しました。
その日の午後に職員が家の状況を見に来て、「罹災証明」のランクを決めるための調査をしていきました。
「罹災証明」は「半壊」以上になるかどうかが非常に重要でした。「半壊」以上なら、家を公費解体することで「全壊・半壊解体」の支援金を得ることができるからです。

専門家と話をしたときに「準半壊になるのではないか?」と聞いていましたが、調査結果は「半壊」でした。
支援金がもらえるのは家を解体した後になりますが、「半壊」になったことで公費解体が可能になりますし、家を建築・購入したときの支援金も増えます。
「半壊」になったのでほっとしましたが、今後どうするか考えなければなりませんでした。基礎を修理して傾きを修正するのか、それとも新しい家を建てるのか・・・。

