
家を建てた後、固定資産税を算定するための「家屋調査」の通知が届きました。
通知が届いてから1ヶ月以上経っていたので、家屋調査のスケジュールを決めるために市役所に行き、家の図面のコピー(立面図、平面図)も持っていきました。調査当日は「立ち合い」が必要です。
調査当日は、2名の担当者が現地調査を実施。1階の中を確認してから2階へ、最後は外観のチェックを行いました。特に困るような設備がないので、約20分くらいで完了しました。
ちなみに、家屋調査では主に「使用している建材や設備のグレード」を確認し、評価額(=固定資産税のもとになる額)を決定します。
たとえば、以下のような設備や仕様は評価が高くなる傾向があります。
- 太陽光発電システム(屋根一体型の場合は建物評価に含まれる)
- 高級な外壁材(タイル張り、漆喰壁、サイディングなど)
- 屋根の形状と勾配(シンプルな形状で勾配が小さいほど安い)
- 屋根材(銅板がもっとも高価)
- 軒(のき) 軒が45cmを超えると税金が高くなります
- 天井(2.4mを超えると高くなる傾向)
- 床材(無垢の床板は固定資産税が高くなります)
- 換気システム(第3種よりも第1種が高くなります)
- 全館空調や床暖房(設備の範囲が広いほど評価額が上がる)
- ユニットバスやキッチンのグレード(人工大理石カウンターなど)
- ガレージ(シャッター付きの車庫、壁で囲われている場合は対象になる可能性)
- ウッドデッキ(屋根と壁で囲われている場合は対象になる可能性)
- 基礎の高さ(高さが高くなるほど評価額に影響。形状が複雑になると高くなります。)
逆に、建物と分離しているカーポートや太陽光パネル(独立設置型)は、原則として家屋評価の対象外になる場合があります。
調査時に特別な設備が多いと、その分評価額が上がる可能性がありますが、実際の課税額は自治体ごとの基準や減額制度(新築住宅の軽減措置など)によっても変わります。

